♯54 地平線の彼方へ
打ち合わせやら諸々ございました関係で、
DCDはdRESS君の家に向かっておりました。
状況を図で解説するならば、以下の通りです。

dRESS君ちの最寄はA駅ですが、DCDは地図の右下から接近するため
ターミナル駅を経由してぐるっと回り込まねばならないわけです。
そこでB駅にて降り、タクシーでショートカットしようというのが
今回の作戦です。
オオ……俺ってホント最高にクールだぜ……! ←※バカの見本
■1台目ホライゾン
さて、そんなクール計画を胸にDCDは
B駅にて降り、駅前でタクシーを待ちました。
来ない。
15分が経過するも、駅前のタクシー乗り場には
タクシーはおろか「他の待ち客」すら現れませんでした。
春にしては冷たすぎる雨まで降り出す始末。
この日は気温が低かったので、まぁ何と言うか生理現象が勃発しまして。
15分待って来なかったタクシーが、いきなり来ることもあるまい……と
公衆トイレにて用を足していたところ、
タクシー「ブ━━━━━ン」
ちょwwwwwwwwwwwっと待てよバカwwwwwwwwwww
あろうことか、手を洗っているDCDの横目に「通り過ぎてゆくタクシー」が映った。
慌てて公衆トイレから飛び出すDCD! ええ、手はちゃんと洗いましたとも!
そしてタクシーの待ち客は、相変わらずゼロ! オッケーッ!!
一番怖かったのは「せっかく来た1台を他の客に取られる」ことでしたが、
これならあのタクシーが待機所に停車すれば問題なく乗れる。ミッション完遂!
と思ったら。
タクシー「ブ━━━━━━━━━━━━━━ン」
素通りすんなwwwwwwwwwwwよばかwwwwwwwwww
なんだ!? なんだ!? なんだ!?
B駅のタクシーどもは駅前に停まらない提携でも結んでいるのか!?
小学校で「タクシーは駅前に停まるな」って教えてるのか!?
んんんんもうッ、バカーッ!!(くぎゅボイスで)
そしてタクシーは、地平線の彼方へと消えていった。
1台目ホライゾン。
■2台目ホライゾン
さらに10分待つ。一向に、来ない。
タクシー乗り場から30メートルほど離れたところには、
交通量の多い道路があります。あっちの方が拾えるかもしれない……と、
そちらへ移動し始めたその瞬間に。大通りを、
タクシー「ブ━━━━━━━━━━━━━━ン」
DCD「ファ●ク!!!」
走っても、声を上げても届かない距離に、2台目ホライゾン。
せめて踏み切りで捕まってくれれば追いつけたのでしょうが、
こういう時に限って踏み切りは上がりっぱなしなのであった。
■3台目ホライゾン
30分が経過した。タクシーは現れない。
もう……駄目だ……。
歩いていこう。
DCD「電話してもしもーし、DCDです。タクシー来ないんで歩いていきます」
dRESS君「(´∀`) 焦んなくていいから、気をつけてね」
もともとDCDは歩くのが好きで、2キロくらいならホイホイ徒歩(かち)で
行ってしまいます。今日は時間があまりなかったのと、雨が降っていたから
タクシーの利用を決意したわけでして……。雨が降るとよォーッ、
テンションだだ下がりだよなァーッ! ま……健康のためには良いよね……
と、dRESS君の家へと至る行程の1/3ほどを踏破した時のことだった。
DCDの背後から、俺を追い抜いてゆく車影……まさか!
タクシー「ブ━━━━━━━━━━━━━━ン」
DCD「ファ━━━━━━━━━━━━━━●ク!!!」
それは、3台目のホライゾン!
だから恐ろしいほどに怒髪天!
雨を蒸発させる勢いで怪気炎!
あまりにもムカついたため、
dRESS君に再度電話した。
DCD「キーッ!! キィーッ!!」
dRESS君「あー、んー、それはねぇ。普段の行いが~、という奴なんだよ」 ←なんか、こなたっぽい
DCD「( ゚д゚)?」
dRESS君「普段、あまりにも変態的な生活やら言動をしているから。しわ寄せが来たんだなこれは~」
DCD「うるせーっ!!」
雨の降る中、3台のタクシーを地平線の彼方へ見送って俺。
dRESS君の家へと続く道を、歩き始めた。とぼとぼと……。
そしてお断り申し上げますが、上記の出来事は全て
現実に起こったことです。一切の脚色なし。驚いたな、ハハハッ!
現実って奴はここまでドラマチックなものなのかね!
まだまだ捨てたもんじゃないのう! こりゃそろそろ、
「パンを加えた転校生と出会い頭に衝突してロマンス発動」
とか
「鏡の中から女神さまが出てきた」
とか
「妹が12人できた」
とか
「実は家族が19人いた」
とかが現実になる日も近いな!
バラ色のリアル━━━━━ッ!!
(文責:DCD)


名前:DCD(ディー・シー・ディー)